「小此木、幾らなんでも流石にそれは……ないわ」

「いけませんか?」

「いや、いけないも何も……」


ただいま合宿中。

来年は進路の事もあってか、1年生の時とは違って進路相談の時間があった。

私の進路? もう決まっているじゃない。


「永久就職って……なぁ……」

「相手はちゃんといます! 問題ありません!」


進路相談の相手は仲良しの市来先生。

だからきっと“そうか、じゃあ後押ししてやるか”くらい言うと思っていたんだ。

でも何故か困惑されちゃいました。