「あのさ…」 和哉が切りだした。 「ん…」 「俺さ… 愛羅のことが大好きなんだよ。」 大好きって… 家族としてでしょ? 期待させないでよ… あたしをこれ以上、 くるしめないでよ。 「好きって… 家族としてでしょ…? あたしは違うよ…。」 「・…。」 「あたしは… ひとりの男として、 パパ…和哉のことが すきなんだよ…。」 あ… 言っちゃった。