―――――― ―――― 「逃げたりしないわよ。これ外して。」 カシャン… 私は、紅蛇の倉庫に連れて来られていた。 足には、立派な足枷。 ソファに座ってはいるけれど、くつろぐなんてとても無理。 「無理だぁね〜。オヒメサマ強いっしょ?」 槇原がケラケラ笑う。 「まぁ安心してよ。冷龍は生きてるし。」