―龍司side―





夏愛がいなくなって1年が経とうとしている。



神山組は変わった。



「今日こそ首揃えて返してもらおうか!!!」


俺たちは今借金の取り立てに来ている。



俺は近くでタバコを吸いながら見ているだけだ。




脅しているのは名前も知らない新入りだ。


「す…すみません…もう少しも少しだけ…」


「すみませんで言ったらサツはいらねぇんだよ!ボケェ!」


「ヒッ…」


そいつは銃を向けた。