そして音楽室に到着した私は 重たいドアをゆっくりと開ける 「ゆ、柚卯くーん」 一応名前を呼んでみたけど 応答なし それもそのはず 柚卯くんは私の目の前で すうすうと寝息を立てて眠っている うわぁ やっぱりまつげ長いな 唇もきれい うらやましいなあ 女の私でも見とれちゃうよ