ー次の朝ー 朝一番で、佑斗は出かけ る事になった。 「本当に、連絡しろよ?晴彦も、頼んだからな」 「分かりました。旦那、気をつけて行って来てください」 玄関先でのこういうやり取りは、いい加減慣れてきたけど、やっぱり大袈裟だなぁと思ってしまう。 別に、戦いに行くわけでもないのに。 どうも、この二人のやり取りは、私のツボに入るみたいで、うっかりニヤけてしまった。