「ぐっぞぉおおおおお!!死ね!!マジ死ね女子!!死ね死ね死ね死ね…」

「羅々、呪いはかけないで。それと、女の子が言うような言葉じゃないでしょ」

「だって…」

ブスッとする羅々。

気持ちはわかるよ?
だって…

「あっ、苓先輩だぁっ」
「アラタ先輩だよ!」
「辰志先輩よーっ!!」
「星先輩めっちゃ可愛いっ」
「紫雲先輩カッコイイ…」

私達のクラスにまで、1年女子が集まっているから。

しかも、彼氏の名前まで呼ばれちゃって…ヤキモチ焼きな羅々には、結構なムカつきになるんだろう。

私だって…正直嫌だ。

折角、彗さんの配慮で、各クラスに居なければならない生徒会メンバーを1クラスに集めてもらったのに。
これじゃあ落ち着く暇も無いよ。