サボってる私たちに近付いて来た元ちゃん。

元ちゃんが居た場所で、プンプンしてる來未ちゃん。



「バドミントンつまんねぇ?」



元ちゃんは私が持っていたシャトルを持ち、弄んでる。

由香里は「そんな事はないけど」と言う。



「じゃあ、何や?」



「わかんないの?山崎來未が邪魔なんよ!大和の回りをちょこまかしよって!!」



由香里が拳を握りながら言うと、元ちゃんはその迫力に引きながら、「“邪魔”って言うのは教師として許せんぞ」と返す。

私は「元ちゃんには一生わかんないやろな」と呟き、ラケットを床に置いて、体育館から出た。