「おぃ。何で部活に来ないんだ?」


朝、靴から上履きへと履き替えてる時に、声を掛けられる。


「・・・おはようございますーぅ。」


私はすぐに声の主が分かった。
足元へとやっていた視線を、話し掛けてきた渡部先生へと合わせる。


「あれから何日経った?もうとっくに足は治っただろう?」

「・・・。」


不思議な事に、
渡部先生を見ると、里美のお姉さんが頭の中に蘇える。キレイなヒトだった・・・


「おーぃ。桜井聞いてるのか?練習に飽きたかっ?」

「・・・いいえ。」


なのに、こんな先生とねー・・・


「なんだよ、、ぼーっとオレの顔見て。何かついてるかっ?!///」

「目と鼻と口・・・。」

「はっ・・・?」

「じゃ、失礼します~。。。」

「ちょ、、真鍋も心配してたぞっ!桜井が来なくなったって!!」


私は正直ウザイと思いながら、先生から逃げるように教室へと走っていった。