ケータイ小説 野いちご

スノー*フェイク 【番外編】

◆番外編



吐息も凍るような寒さの12月―――


波瀾万丈だったクリスマスも終わり、1日休みを挟んだ今日からは冬期補習が始まる。


…そう。


あたしと美葛……いや、蕪城先生の秘密が一気にバレてから、初めての登校だ。


もう心臓がドキドキバクバクっていうか、……蕪城先生はどんな態度で学校に来るんだろ。


き、気になって仕方ない。




「春姫ー!おはようございます!」


「一昨日ぶりですわね!」




昇降口の前で悶々と考え込んでいると、後ろからポンッと肩を叩かれた。


振り向かなくても、相手が誰かなんてとっくにわかってる。




『華苗、繭!おはよー……う、ござい、ます』




……あ、あれ。


そういえば、あたしもどうしたら良いんだろ。


今まで通り、お嬢様のふりをしてた方が良いのかな…?


いや、でもバレてるのに無理しても意味ないんじゃ…!?


2人は不思議そうな顔で、あたしの表情を窺っている。



…こういうのは聞いてみた方が早い、か。






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