「ん〜………げっ!」





カーテンの隙間からこぼれる日差しがまぶしくて、重たいまぶたをあけると。




「やばっ!!」





寝室にある時計の針は、もう少しで八時。




「日向っ、起きて!! 時間が……っきゃ!!」





急いでまだ寝ている日向を揺さぶると、グイッとひっぱられて日向の腕の中に引きずり込まれた。




「……ん〜、おはよ。ハニー」




と言って寝ぼけている。




「ハニーじゃないし、ばかぁ。早くしないと、日向も今日仕事でしょ!?」




「……今何時?」




「‥‥七時四十五分」




「うわっ、やべぇ!!」




やっと目が覚めたのか、がばっと飛び起きる。