■4■ ……パーティー。 ……party。 ……ぱーてー。 「……ぱー……」 ――ダメだ。ドキドキしすぎて目が冴える! ベッドの上でガバッと体を起こすと、白み始めた空がカーテンのすき間から見えた。 今日は日曜。 先輩に誘われたパーティーの日。 家を出るのは夕方だから、まだまだ時間は余裕あるのに、あたしはこんな朝早く目覚めてしまった。 てか、寝てないっつーね。