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「文化祭?」


「うん。来週の日曜日ね」



すっかり秋らしくなった、10月の初め。


オニ高の授業を終えたアキと、あたしは夜道を並んで歩いていた。


空気が冷たく澄んで、星がキレイな夜。



「うちのクラス、屋台風カフェとかいう模擬店することになってさぁ。内装やたら凝ってるから、準備が大変で」


「それでこんな時間まで学校に残ってたんだ」


「そ。も~ぉ、クタクタだよ」