それから数日、平凡だけど穏やかな日々を過ごしていた。


けれど、いつもみたいに友也と寝ていた時、それは起こった。



ん?


何?


下半身の違和感で目が覚める。


「あれ?な、何?」


冷たい感触に、血の気が引いた。


まるで、水をこぼした様に濡れている。


しかも大量の…。


「い、嫌!友也、起きて!」


横にいる友也を慌てて起こし、震える声で言った。


「破水…したみたい…」