後日、また見舞いに訪れた日の事だった。 また、うまい具合に母親に捕まった。 そして今度は父親までも引き連れて……。 『あの、何度お願いされても引き受ける気は、ありませんから、お引き取りいただけませんか?』 俺は頑なに断るつもりでいた。 『お願いします。見舞いに来てくださるだけでいいんです。』 母親もなかなかシツコイ。