眩しい程のスポットライト―俺を融かそうとしているのか。 叫びながら必死で此方へ手を伸ばす聴衆―俺を奪おうというのか。 背後から響く旋律―俺を責めているんだろう。 ああそうさ。お前らが正しいよ。 所詮俺は『下らぬ歌い手』だ――。