「…きて!起きて!」 「う~ん…。何だよ。うるせぇな~」 まだ、眠いんだよ。 結局、寝たのは5時だった。 「うるさいじゃないよ!もうお昼だよ!佑斗、起きて!」 あ~。もう、そんな時間か~。 「分かったよ。起きるからさ、お前は耳元でキンキン騒ぐなよ」 眠くてつい、荒っぽく言ってしまった。 ヤバイな。 チラッと由奈を見ると、案の定、涙目でオレを睨んでいる。