「なあ、結菜。アメリカ行かないか?」
「えっ?アメリカ?」
龍守にそう言われたのが、夏休みに入る直前。
「実は、父さんと母さんが姉ちゃんに会いに行く予定だったんだけど、仕事の都合で行けなくなったんだ。ちょうど夏休みに入るし、結菜ちゃんと行って来ればって飛行機のチケットくれたから」
「行きたい!美結ちゃんに会いたい!あっでも、パパとママがいいって言うかな?」
「それは大丈夫じゃないか?結菜一人なら絶対無理だけど、俺と一緒だし。行くところだって、姉ちゃんのところだし」
「なんか今、一瞬バカにされたような気がしたけど」
そう言って龍守を睨むと、鼻でフッと笑われた。
「もう。まあいいや。龍守にパパとママを説得してもらおう」
そう言って龍守を家に連れて行って、パパとママに話してもらうと、すんなりと許可をくれた。
そして夏休みに入った今、私と龍守はアメリカ行きの飛行機に乗っていた。
「飛行機、ドキドキする」
「はじめてか?」
「うん」
隣に座っている龍守に向かって、コクンとうなずく。
「えっ?アメリカ?」
龍守にそう言われたのが、夏休みに入る直前。
「実は、父さんと母さんが姉ちゃんに会いに行く予定だったんだけど、仕事の都合で行けなくなったんだ。ちょうど夏休みに入るし、結菜ちゃんと行って来ればって飛行機のチケットくれたから」
「行きたい!美結ちゃんに会いたい!あっでも、パパとママがいいって言うかな?」
「それは大丈夫じゃないか?結菜一人なら絶対無理だけど、俺と一緒だし。行くところだって、姉ちゃんのところだし」
「なんか今、一瞬バカにされたような気がしたけど」
そう言って龍守を睨むと、鼻でフッと笑われた。
「もう。まあいいや。龍守にパパとママを説得してもらおう」
そう言って龍守を家に連れて行って、パパとママに話してもらうと、すんなりと許可をくれた。
そして夏休みに入った今、私と龍守はアメリカ行きの飛行機に乗っていた。
「飛行機、ドキドキする」
「はじめてか?」
「うん」
隣に座っている龍守に向かって、コクンとうなずく。