今日もいつもの植物園に向かう

そこは康一にとって癒しの空間であり心休まる場所だ
花を見るという他に楽しみが1つある

園内にあるラベンダー畑によくいる女性その人に会う事

初めは気にもとめなかったがある日花を見ていると女性の方から声をかけてきた

『よくこの植物園にきていますよね、花は好きですか?』

康一は思いもしない出来事に息をつまらせ数秒遅れてこたえた

『花が好きです』

異性とは今まで必要以上に会話をした事ないので精一杯の短い返答

この出来事から会うたびに少しづつ会話が増えていったがまだ花に関する事以外は話をしていない


今日もいつものルートを通って彼女のいるラベンダー畑に向かう

到着したが彼女の姿はなかった

とくに待ち合わせもしていないし来ないかもしれないし帰ったかもしれない

でも康一はのんびり待つ事にした