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「じゃあ、サラ?なにかあったら連絡してね!」


「…はぁい」


そう、寮の門で私の手を握りながら言う瑠花に返事を返す


あれから、何日か過ぎて無事に2学期が終了した


昨日は終業式で今日は寮生が帰省する日で…


今は、自宅に帰る彼女を見送っている



「あー…もう、帰りたくないな」


「……そんな」


帰りたくないだなんて…


「可愛い、双子ちゃんが待ってるんでしょ?」



「…あ」


「その為にも、早く帰ってあげなくちゃ!」



そう、瑠花に言うと顔つきが変わりニヤリと笑う



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