駄目だ…

もう溶けそう

すごく優しいキスだった。

うっすら残る感触を思い出して、また戸惑ってしまう。



どんな顔して、瀬戸内に会えばいいんだろ…

いつもよりキチンとネクタイを結んで、少し早めに学校に向かう。



まだ生徒が少ない教室のドアをガラッと開けた。