そして私がここを離れる時が日に日に近づいていた。。




「えー、皆さん。
明日からは夏休みに入ります。


3年生は、受験勉強などを忘れずに。
1、2年生は、遊び過ぎないよう、心がけてください……」




終業式。。




明日からはもう、夏休み…




と、同時に私がここを出る日。




勿論、そんなことを知らない瀬達。




言っても意味無いと思うけど……。




私の胸は、罪悪感と不安でいっぱい、いっぱいだった。。




もし、出ていくのを知られたら……??




私は、どうすればいいんだろう…。




昔みたいに、突き放すの…??




ううん、それだけはもう嫌だ。。




だから、必ず……。


知られずに、出ていかないといけないんだ。




そうしないと、逆に私が困るから…