「日向~??
練習始めるぞー?」




「今行きまーすっ!!
瀬、もうちょいとだけ待ってて??
んじゃ、いってきー!!」




「ん、待ってる。
いってら~」




日向がタオルを首に掛け直してから、また体育館の中へと戻って行った。




「はぁ、」




最近、益々“華恋”と言う言葉に反応する自分がいる。。




なんなんだよ…、
この気持ちは……??




~30分後~




「おまたぁ~ww」




「メッチャ待ったんだけど。」




制服で着替えて俺の所まで走って来た、日向に向かって、第一声で文句を言ってやった。




「悪かったって!!」




「……帰ろ。」




俺は日向を見捨て、先に歩き出した。




「ちょっとー!!
瀬待てって!?まだ俺靴履いてないじゃんっ?!」




「スルーしま~す」




日向は靴を履き終えたのか、急いで俺を追って、走って来た。