ケータイ小説 野いちご

[企]*white valentine*

4:たった一つ



1月も中旬を過ぎれば、スーパーも雑貨屋さんもバレンタインスペースが繁盛している。



デパートも例外ではない。


「菜月ー!蓮さんって今日は来ないのかな!?」


先に休憩をとってきたチサは戻ってきてすぐに私へ声を掛けると店内を見渡した。

息が上がっているので、どうやら走って来たらしい。


「どうかな?ディスプレー変わってたの?」

「バレンタイン仕様になってた!今回はねぇ、綺麗っていうか恋する女心っていうか……。感想言いたいのになぁ」


興奮しているチサを見る限り、相当良かったみたい。

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