家庭教を終え
ぐぅっ…と背伸びする。


次は小春ちゃんか…


小春ちゃんの部屋へ向かう俺を
太一くんが心配そうに見る。


『そんなに心配しなくても大丈夫だよ』


俺は思わず苦笑する。



仮にも俺男だし

なにがあっても力では負けない


てか…

小春ちゃんって何が
そこまでヤバいの?(笑)


確かにちょっとぶっ飛んだ性格してるけど…



可愛いもんな気がする。



なにがそんな心配だ?






数分後

俺は太一くんの不安の意味が
わかる事になる――…