【雅翔】




「雅翔…」

顔を真っ赤にしながら俺の名前を呼ぶ

…可愛すぎ


「もっと…」

ちょっ…
鼻血出るわ!!

なにその技、どこで覚えた


咲羅に付けたキスマークはまだ3つ

首と鎖骨と腕

更に付けようと服に手を伸ばす

そういえば咲羅の裸を見るのは初めてかもしれない



脱がす寸前で咲羅が軽くキスをしてきた


「好き…っ」


「俺はもっと好き」


ちょっとした意地の張り合い


咲羅は頬を膨らませて


「むぅ…じゃあ大好き」


「はいはい」


負けず嫌いで甘えん坊な咲羅

愛しくて仕方ない



そして、もう一度噛み付くように俺は唇を近付けた






「はい、そこまでー」



キス寸前で割って入ってきたのは

恐ろしいほど笑顔の椿さんの声だった