ケータイ小説 野いちご

キミだけをずっと

Episode 1



(( 別れと出会い ))


7歳の頃の夏休み


毎日公園で遊んでいた幼馴染の大樹と近所の神社の夏祭りに行った。


手をつないで向かったのは、神社の中にある賽銭箱


階段を昇って少ない小銭を賽銭箱に入れて、二人で大きな鈴がついている太い紐を掴んで鈴を鳴らした。


そして両手を合わせて願い事を願った。



「大樹は何をお願いしたの?」


「知りたい?」


「知りたい!」


「大きくなったら教えてあげる♪」



なにそれ・・・早く知りたいなぁ。


あの頃は私より背が少し小さかった大樹はとても可愛く見えて、「兄弟みたい」って近所のおばちゃん達に言われてたのを覚えている。


空を見上げると真っ暗な夜空に輝く星が小さく見えたそんな日だった。





でも突然・・・別れの日が来てしまった。


夏も終わり、秋風が吹く頃


私の家では引越しの準備をしていた。






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