それからあたし達は、



悠木家の車に乗り、



高層マンションに



連れてこられた。






「・・・ここ、なに?」





「・・・デカすぎじゃね?」




「もしかしてあたしたち・・・・」





「ここに....住むのか?」





プルルルルッ




「ね、聖。電話鳴ってるよ」




「あ、わり・・・」




ピッ




「あ、もしもし?母さん。



 ・・・え、今?今はなんか



 すっげぇ高いマンションの前。


 ・・・はっ?ここに?」