『Cookie』に連載されていて、現在5巻まで出ています。

よくある教師と生徒の禁断の恋愛モノですが、この作品の特徴は「先生が主役(メインの一人称)であり、その生徒のことが好きであることをすでに自覚している」ということです。男性からしてみたらすごく共感する所が多くて、しかも女性からしたら男がいったい何考えているのがよくわかると言う、珍しい作品です。


もう5巻まですすんでいるのでだいぶお話も山場って感じで、もうお互いの「立場」なんてたびたびふっとんじゃってます。女の子なんて先生に平手打ちくらわしてます(笑)。


後半の山場では…


『わたし綾ちゃん(先生)のこと好きで

綾ちゃんもわたしのこと特別に思ってくれてるんだって思ってた…』



『でもかんちがいだったのかもしれない

わたしが勝手に自分の都合のいいように解釈してただけなのかも

でもそれって…』


『私一人が悪かったの?』(まっすぐな瞳)



この後まっすぐで挑発的なセリフに先生がブチ切れて、きゃぁーっ(赤面)な展開になるのですが(笑)。



この女の子、完全に小悪魔です。
でも小悪魔って「自分の欲望に忠実な人」なんじゃないかと思います。そのこと自体は悪いことじゃないし、むしろうらやましいって思える時があります。
ただ、それに他人を巻き込むと、ひどいことになるんだけど(笑)。無自覚なこと自体が『迷惑』をかけることはある思うけど、そこにこめられたひたむきな感情そのものは、ものすごくきれいでまっすぐです。だから逆にそういう部分で「すごく共感できる」って人も多いと思います。

で、その後ふつうの恋人たちだったら最高に幸せな展開が待っているはずなのですが、そのあとに先生が最高に冷たい表情を見せてしまいます。
「こいつのことを、俺は本当に幸せにできるのだろうか」って真剣に考えてるとき、男はこういう顔します。



で、そんな先生の冷たい表情を見てのちに女の子が叫んだセリフが


『いったいいつになったら不安ってなくなるのっ!!』


それを後ろで聞いていた同僚の先生が言った言葉が


『それが恋ってものなんだよ〜〜〜っ』



名言すぎる(笑)。



まさしく【これは恋です】