4月1日の映画公開にともない、『高校デビュー』の続編『遠恋デビュー(前編)』が雑誌に掲載され、なつかしいキャラたちに再び会うことができました。

ヨウのあいかわらずのぶっきらぼうなやさしさに胸がキューンとし、晴菜の猪突猛進な元気っぷりに大笑いさせられました。

そしてずっと愛され続けるキャラのポテンシャルのスゴさ、みたいなものも同じ「作り手」として体感させられました。

恋愛マンガって主役同士が無事につきあえちゃったらあとはつまらなくなっちゃうものなんだけど、このマンガや『君に届け』のように、さらにどんどん“好きになっていく”という展開も楽しいんだよね。

会える時間も、会えない時間も、二人の“好き”がどんどん積もり、やがてかたく、強固になる。



つきあうことができた、よかった、と思ってもじっさいそこはまだスタートラインでしかない。

でも、スタートラインに立てれば、進むべき道はハッキリする。

そこに立つ勇気も、そこから走り出す勇気も、与えてくれるマンガです。