*光*


うっ……、ダメ。


結城くんに追い付かれないよう、猛ダッシュで電車を降りた。


そして、ホームのトイレへと駆け込む。


個室へバタン!


「……はぁ」





カバンから鏡を出し、鼻の下を確認。


……良かった。


鼻の下が冷たかったから鼻血かと思ったけど……


鼻水だった。





だって、結城くんのあのポジション……


鼻血もんだった……。