一週間後…

私は学校の前に病院に来て、今は検査の結果を待っている。

《神様…お願いします!!

バスケが無い生活は、かなり退屈です!!


それに…木暮先輩のバスケしてる姿も見たいんです!!お願いします!!》


必死に祈っていると医師に呼ばれた。


「うーん…倉橋繭さん…」


「はい!!」
自然と身構える。


「あなた…本当に大人しくしてたんですね。

もう完治してますよ。」


「えっ…じゃあ…」


「部活も体育も出ていいですよ。ただし、大事をとって明日から。」


「やったー!!

ありがとうございました!!」


「はい、お大事に〜。」

私は病院を出て走った。


久しぶりの、この風を切る感触が気持ちいい。