―――家―――



美咲はベットに制服のまま倒れこんだ。


『キス・・・かぁ・・・・』


って、私何考えてんの!!!

自分でも分かるくらいに美咲の顔は赤くなった。


『五十嵐くんは何で私なんかのこと好きなんだろ・・・』


意味わかんないょー!!


“俺のものになればいい”

ふと、思い出した言葉が頭に浮かんだ。


『好き・・・・なのかな・・』


―――!?


いやいやいやいや!!


そんなことは・・・・なぃ・・はずなのに・・・


『はぁ・・・・』


美咲は、何回目かわからないため息をはいてそっと目を閉じた。



また明日になったら気持ちが晴れるだろう・・・そう頭に言い聞かせながら。