人生ってきっと飴玉みたいにもろくって


最初は甘いけど  最後はきれいに無くなっていく


友情も家族愛も恋愛感情もそんなもの


この空も藍色にしか見えなかったんだ


黒くもなく明るくもない中途半端な色

そんな空の下であった私と君の物語












『ねぇねぇ君かわいーね!おじさんの相手しない??』
「いいよぉ 10万でね」
『わかった。払うよ。じゃぁ行こうか』



・・・つまらない。   毎日毎日同じ生活。
知らない男に抱かれてお金をもらう そんな生活


私 水野 心 高校2年生
普通の高校生って学校帰りに友達や彼氏とかとマックに寄ったりするイメージだけど、私には彼氏はおろか、友達もいない。

正直言うと友達なんてつくらないほうが楽だ


みんなみんな 馬鹿ばかり。 少しの噂が流れれば噂に流される
悪い噂に流されれば寄ってたかって人をいじめる。
だから人は信じちゃいけないんだ
それが私の短い人生の中での学んだコト

もとはこんなにサバサバした性格なんかじゃない

あの事があるまでは―――――




----心 高1の春
『心~今日カラオケ行こうよぉ~♪』
「うん!いいよ!」

この甘ったるい声をだすのは同じ中学だった子
名前は凛。
顔だってすっごく可愛くて私の親友  ---だった

あの日もいつもみたいに凛に誘われた。
だからいつもどうりOKして、帰り道を歩いてる時だった

『でさぁ~彼氏のタクヤくんがぁ・・・』
まるで機械のように話し続ける凛

今は年上の彼氏がいるらしい

前の彼氏は同じクラスの人だった
私も凛は可愛いから、しょうがないんだろうな
と思っていた。