次の日―

俺はいつも通り、修吾達と屋上にいた。


けれど、いつもと違う点が一つ。

俺が寝ていないってことだ。


俺は寝ずに、携帯を握りしめている。

けれど、携帯は鳴らない。

只今は三時間目の時間。


「はぁぁぁ〜…」

俺は大きくため息をついた。


「陽人どうした〜?」

修吾がゲームをしながら聞く。


「俺さぁ…昨日遠藤にメアド渡したんだけどさぁ…」


「えっ!?渡したんだ!?」


「うん。渡した時に『仕事があればメールして』って言ったんだけどさぁ、

……来ないんだよ。一通も。」