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それから、また1ヶ月がたった。



「わりぃな有美。今日も遊んでやれねぇ。」


『なんですか、私は子供ですか、別に遊んで〜。なんて言ってません思ってません。』


「ククッ。じゃあな。」




魁はそう言って、まだ三限目なのに学校を抜け出す。


チャラ男と双子と―――華南も一緒に。



どうやら華南も私を捜しているらしい。

まぁ一年以上会ってないからね。



……で、華南と<狂音>は行動を共にするようになった。




『イジメも無くなったしなー。うん、ターゲットチェンジか。』



そう、

私の下駄箱や机にはもうなんの被害もない。



変わって華南にそれがされている。