ケータイ小説 野いちご

イイコトでもしようか。

part2.オトナリノヒト
┣伝えられる真実




「ひっ……ふ、ふぇ」



叶ちゃんたちが出て行ったあとも、あたしの涙はとまらなくて。

言葉も出せずに嗚咽ばかりが漏れる。



「~~うえ……ひっ、」

「……芽生ちゃん」



そんなあたしを誓はただ抱きしめるだけで。



恥ずかしい。



泣いてる自分が恥ずかしい。



なぐさめられてる自分が恥ずかしい。




「……いっぱい泣いていーよ。

落ち着くまで一緒にいてあげる」




笑ってくれればいいのに。



そしたら、怒ることだってできるのに。



こんなときに限って、優しいから。




「ちか……っ、ちかぁ……」




嫌なのに、甘えちゃう。




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