バキューン


銀色の弾丸が放たれた。


「死ね!狼男、吸血鬼っ」


弾丸は、ウルフに当たっていた。


私を、かばって撃たれたウルフ。


致命傷ではないけど、血がでている。


「ご、ごめんなさい。私のせいで」

血が滴っている腕に止血のために、キスをした。


舐めるように吸うように。


『大丈夫、かすり傷だ』


傷口が、吸血鬼の力で、ふさがってゆく。