「救うため」 「救世主?」 「それだよ」 意味分かんない。 でも…… 「ハルトって面白いねっ」 それでもいい気がした。 「私、よかった」 「俺と出会えて?」 「………」 こういう会話、私好きだな。 私はプリンの最後の一口を食べた。 ちょっぴり苦くて、カラメルの香りが鼻にぬけた。 時計は1時30分をさしている。