十二月六日

あんまりの自分の情けなさ加減にあらゆるものを打ち捨ててしまいたくなったとき、いっそ病気ならいいのにと思う。治せるし、駄目な現実を病気のせいにできるからね。

ふと思い立ち、般若心経の訳をインターネットで検索し読んでみたところこれがなかなか面白い。訳した人によってけっこう言っていることが違ったりするのである。
しかしその一つ一つには、頷けたり解せなかったり、そんな思いを同じくらいに抱く。つまりなんでも考え方次第であって答えだとかかたちだとかが定まっているわけでない、寧ろその前に何にも無いと言えるのでは‥‥あっ、般若心経の言ってることも「すべては無」ということで、だから私の今得た考えがつまり‥‥‥などと一人空回る頭に眩暈を憶え、結局なんだかよくわからない、もうみんな無でいーよ。とかね。のたうち回る。ごちる始末。はは、無のままピリオド。
私も貝になりたい。いや、ほんとうは早く人間になりたいんですよ。一刻も早くね。はやく。

暮らしのいろいろのことに嫌気が差し、厭世的な思考へ傾いておる。
しかし家出もできずに出家ができるかって言ったら無理でね。したいとも実はそこまで思ってもいないしね。


いやになるね。まったくね。

とかさ。


ないものねだりで虚言癖持ち、有言不実行という人間失格の鏡の頂点に立つワタクシです。生きててスミマセン。
今日も、米は、美味いです。