ケータイ小説 野いちご

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【完】龍 火 ―リュウビ Ⅱ―

―Chapter 1―
無視






「………」



次の日の学校への道のりは、史上最強と言える憂鬱感があった。


単純に学校が面倒なのもあるけど、そんなの理由の二割にも満たない。



多分、きっと、絶対。

汐に会うのが怖かった。



「あ…あの」

「…どうも」

「きょ…今日からよろしくお願いします」



隣に汐の席は無い。

一番前のガリ勉くんを脅し、自分が一番前の席に移っていた。



…胸にぽっかりと穴があいていた。



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