ケータイ小説 野いちご

【完】龍 火 ―リュウビ Ⅱ―

―朱雀の記憶―




―一年半前 朱雀アジト―



「龍火より只今戻りました」

「長い間ご苦労だったなヒバリ。…で、どうよ??」

「シンは責任を取って総長を辞任するそうです。…それと」

「それと??」

「刹那の女が先程亡くなったと…刹那より連絡を頂きました」

「……そうか…。」



廃墟になった三階建てのビルを乗っとり、アジトとして使っていた朱雀。

喧嘩の時のために直ぐ近くの倉庫も彼らのアジトの一部であるということは龍火と似ている。

人数は二十人程と龍火より劣る。だが強さは四神連合の中ではピカイチだ。



「ヒバリっ、お帰りなさい!!!」

「菜月様。ご無沙汰しております」



そんな朱雀メンバーの中で

“朱雀の女”と呼ばれる一人の女。


それが朱雀十一代目総長、神楽の彼女

菜月である。



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