「♪♪♪♪」


あれからすぐ学校を早退して、眠ってたあたしにメールが届いた。

こ、このメロディーは…!


悠希専用のメロディーで目が一気に覚める。


あんなことがあった後だもん、期待しないわけがない。


ピッ


『お前のせーで服に鼻水ついた』


は…?

さっきまでのラブラブな雰囲気はどこへ?


また泣きそうになったけど、メールにはまだ続きがあった。


『早く学校こいよ』


も、もしや理想のカップルに一歩前進!?

うれしくて、体の熱が更に上がった。


「次はキスしてくれる?」


調子にのって送ったメールの返信は、いつも通り超簡潔な言葉。


『嫌』


何でそんなに拒否るのー!?