あれから、話も耳に入ってこなくなった。


頭はどうしよう、の一言でいっぱい。


気がつくと、もう6時になっていて、私の家の近くの公園に来ていた。


冬が近いためか、肌寒い。


真っ暗な中を街灯がほんのり明るく照らしてる。


「さて、もう家近いでしょ? 送ろうか?」


「えっ、あ………。大丈夫だよっ! 本当に直ぐそこだし!」


送る、という言葉に反応して、必要以上のリアクション。


……って、待ってよ。


今しなきゃ、今日告白できないじゃん!