…と、出ようとしたのはいいけれど。


「……! …!」


「? どしたの?」


みっ……。


「みっ……道がっ。分かんない!」


なんかぐるぐるしてて分かんないよ~。

出口どこ?


「かっくん~…」


「おいで」


「…うん!」


…あれ? あれれ?

なーんだ。まっすぐ行けば出口だったのね。


自動ドアから出てみると、入った時と…景色が違う気がする…?


「あの……琥珀達は?」


「あっち」


ん?

あ、いた!


「琥珀ーりおーん!」


出口二つあったのか…。びっくりした。