【沙也side】
 
 チャラチャラ~♪

 ん?メールだ。

 今は昼休み。メールがくるなんてめずらしいなぁ。

「沙也?メール誰から?」

「今みるね。誰だろ・・・」


 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
 Dear:沙也さん
 From:翔
 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
 件名:お久しぶりです!
 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
  2人で話がしたいです。
  日曜日の2時に、
   この前のレストランで
   まってます。
     -END-

「っ!!」

「沙也?どうかした?」

「留依・・・これ」

 あたしは留依にメールを見せた。

「何これ。まさか・・・告白されるんじゃない?」

 留依がそう言った瞬間、涙がでた。

 なんでだろう。涙が止まらない。

「ぇっ!ちょっと沙也?どうしたの?」

「留依・・・・・・」

「沙也。何かあったならちゃんと話して?」

「うん、全部はなすよ・・・」

「そっか。沙也告白したんだ」

「うん・・・」

「ってことわさ、さっきのメールは返事するために送ってきたんじゃない?」

「ぇ・・・そうなのかな?」

「きっとそうだよ。沙也、日曜日行ってみな?」

「でも・・・」

「沙也!逃げててもはじまんないよ?」

 そうだよね。留依の言うとおりだ。

 逃げててもはじまんない。

「留依。あたし行く」

「うん。行ってきなよ」
 
 留依。あたしに勇気をくれてありがとう。