ネコ専務がまだネコ部長だった頃、アメ
リカに米を売るプロジェクトを担当した
ことがあった。

「アメリカを米の国にしよう!」という
合言葉の元で、10万人以上の部下を
動員した結果、アメリカ人の朝食はご飯
になり、ハンバーガーの主力はライス
バーガーになってしまった。

しかしこれを「文化侵略だ」と反発する
アメリカ人も多く、その声はついに
キャット大統領を動かした。

ネコ部長はホワイトハウスに呼び出され、
米の輸出自粛を要求されて、大統領と
交渉することになったが、ネコ部長は
一歩も譲らなかったため、最後にはこう
宣告されてしまった。

「もし君の会社が米をアメリカに売ること
 を控えなければ、アメリカは君の会社の
 本社ビルを空爆しなくてはならない!」