『陰島事件』に続いて10万人もの犠牲者を出し、その処理に核ミサイルを撃ち込むという前代未聞の大災害となった、後に『美原市大災禍』と呼ばれる事になる事件から半年…。

政府は美原市での事件の事実は認めたものの、それ以前に起きた陰島事件に関しては発生そのものを認めず、政府の対応の遅れによる美原市の事件発生を否定。

あくまでも『防ぎきれなかった事故』として美原市の事件を処理しようとしていた。

また、事件の影で暗躍するアメリカ政府。

彼らは事件の発端となった寄生虫を巡り、水面下で日本政府との交渉をすすめていた。


そんな中、美原市から離れた都市『榑市』。

この街から、新たなる災厄が幕を開ける…。