「みんなハンドボール部なんだから、試合をしてみてはどうかな?」

「確かにいいな、じゃぁチームはクジで決めようぜ。」

そう言ったのは、守だった。

クジの結果俺と守。誠と優助になった。

それから少しの間、守とキャッチボールをしていた。

「もうちょっとしたら、俺らは敵どうしか・・・。」

守が珍しく悲しそうに言うので、俺は驚いた。

「そうやな・・・。」