『片瀬さん、何かあった?』


ハルイチと顔を合わせづらかったけど、ほぼ仕事が入っている私は、どんなことがあっても、彼と顔を合わす。


普段と変わらず過ごしていたつもりだったけど、ちょっとの異変も逃さないハルイチ。



『ど、どうして?』


デザートのチョコレートパフェの盛り付けの手が一瞬だけ止まる。